バイク選びにおける価格と馬力についての考察

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バイクの最高出力=馬力

大型免許を取得した後にバイクを選ぶにあたって、一つ基準とされるものとして、最高出力=馬力があると思います。もちろん馬力順でバイクの優劣が決まると決めつける人はいないと思いますが、その他のものと違って、数値化されてわかりやすいというのはあると思います。最高出力は、最高速度に直結しますので、過去に各メーカーがフラッグシップモデルをアピールする際にもクローズアップされてきた要素です。

しかしながら、最高速300kmを越えたあたりから、最高速そのものよりも、最高出力が高いことによる、そこに至るまでの出力に余裕があるとか、出力特性がライダーの感性により訴えるとか、そういった所で競われる傾向も出ております。

実際問題、300kmオーバーにおける最高速競争に関しては、MotoGPのライダーからも危険であると警鐘が鳴らされる速度域なので、これからもその傾向は強まっていくことでしょう。

その他の要素とのバランス

最高出力を上げる中で、何を求めていくのかによって、バランスをとるべき要素というのは変わっていきます。例えば、同じ馬力でも、クルーザーとSSでは全く性質が違うわけです。

出力増によって速度を求めている場合は、当然出たスピードを止めるためのブレーキの性能も問われます。また、直線命の場合は、上がった速度に対応できる直進安定性が求められますし、同じ速度でコーナリング性能を求める場合は、車体の軽さや、高い速度域でコーナリングにスムーズに転換できる足回りの強化が求められます。

で、出力ばかり上がっても、この辺のバランスがとられていないと、パワーがあっても、直線、コーナリング時それぞれに安定しないため、パワーを活かしきれない残念バイクになるわけです。

馬力に対してコストパフォーマンスが良く見えるバイク

さて、いよいよ本論です。特に最新モデルにおいては、大型バイクの高性能化が著しく、国産メーカーにおいてもスーパースポーツは、かつての海外メーカーばりに高性能電子装備を搭載したモデルを投入してきました。一方で、HONDAのNCシリーズや、YAMAHAのMTシリーズに代表されるような、中型同様の価格で手に入るバイクも登場しております。

ここで、気になるのが、ハイエンドモデルが、軒並み200万オーバーの価格帯となった現在、リッタースポーツの経済的に手の届く選択肢が逆に少なくなってしまっているという現実です。そして、その限られた選択肢の中で模索する中で、目に留まったのが、「この馬力!このパワーウェイトレシオでこの価格!」という類のバイク。果たして、お買い得なのでしょうか?先に述べたように、豊かなパワーで得た加速や最高速を生かすには、それにふさわしい足回りが必要です。レーススペックのスピードを受け止めるのは、レーススペックの足回りなのだと思います。そのバランスが取れてなければ、結局「直線で超加速→だらだら減速→立ち上がり遅れて超加速」みたいな、残念ライディングしかできないのではないかと思います。

そうは言っても、世界企業たるメーカーが満を持して発売している各モデルです。昔のKAWAS○KIのバイクのようなありえないバランスになることはないのでしょうが。

バイクのパーツの中で、フレームとエンジンを除いて、飛びぬけて高価なパーツはやはりサスペンションとブレーキになります。コストダウンを考えると、軽量化を犠牲にする次は、ここにしわ寄せが来るのではないかと思います。

そして、サスペンションのできをカバーして対応できる腕前なんぞは、少なくとも私にはありませんし、いわゆる格安エントリーモデルを検討する大半の人は同様なのではないでしょうか。スピードはアクセルをひねれば出てしまうので、それをコントロールできない幅が広くなってしまうことの危険性を危惧するばかり。

乗り換えにあたって、上達するまでは、足回りや電子装備の性能優先で、パワーはそこそこなバイクの方がよいのかなと思ったりする次第です。そうは言っても、パワーがあることによって安全に走れる範囲も広がるという持論はぶれないので、悩ましいところです。

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